2007年9月23日
ZETTAI-MU 12th ANNIVERSARY in BLACK CHAMBER
ここ最近、何か得体の知れないグレーのモヤモヤが脳を曇らせていた。
それがなにかはいくら考えても分からなかった。
会社の仕事? デザイン? 食生活? 金銭?
モヤモヤが沸き出した当初は、仕事中もボンヤリしてしまい『心ここに有らず』状態の毎日だった。
理由が明確なら対処する方法を考え、実行するまでだが、いくら考えても何が原因でモヤモヤしているのか分からなかった。
しまいには、自分でそのモヤモヤを肥大させ、『仕事とは?』『生活とは?』という具合にやたら大げさに考えるような思考になっていた。
今回ばかりは煙の占いも効果がないようだ。
考え込んでいる間は足踏み状態、後ろに下がる事こそないが、前にも上にも進む手だても無く、ひたすら悩み考える日々。
悩みの解決策を考えるのではなく、何に悩んでいるのかを考える。
「なんやねん! 俺!?」
キモい。
しかしそれらは全て過去形。今は、そんな事どーでもいい。
2007.9.22 (sat) ALLNIGHT
ZETTAI-MU 12th ANNIVERSARY in BLACK CHAMBER
[出演]
THA BLUE HERB
DJ KRUSH
DRY&HEAVY
KODAMA KAZUFUMI with 1945 a.k.a. KURANAKA
GOMA DA DIDGERIDOO
1945 a.k.a. KURANAKA
CALM
DJ HIKARU (BLASTHEAD)
[サウンドシステム]
最高音響 SOUND SYSTEM
[上映]
「IRAQ WAR」池上宗徳
これを読んでる音と言葉好き達は、グレーのモヤモヤがどうでも良くなった理由がわかるだろう。
まず始めに、このBLACK CHAMBERという箱に度肝を抜かれた。
この箱は住之江の倉庫&工場地帯というへんぴな場所にある。
行ったのは初めてだったが、とにかく特殊な空間。
2004年に、大阪ドームのスカイホール(ドーナツ状)を利用して行われたBIG EVENT【SATURN】を思い出させる。SATURNは未来系だったが、BLACK CHAMBERはリアルな廃墟をリフォームして作られている為、映画【MATRIX】のザイオンの様な異質な雰囲気を醸し出している。なんかとにかくすごい!
もっと具体的に例えると、倉庫というよりは学校みたいな作りで、2フロアで2ブース構成。
大麻大学の学園祭みたいな雰囲気も無きにしも有らず。
勿論お目当てはTHA BLUE HERBとDJ KRUSH、そして出演者にリストアップされてなかったがDJ BAKUもいた。
DJ BAKUの狂気じみたプレイで俺達は一気にhighになり、そのままの勢いでTHA BLUE HERBのLIVEへ突入。
THA BLUE HERBのLIVEが始まる頃にはフロアはパンパンで、酸欠で死人が出てもおかしくねーだろ?って具合だ。
LIVEが始まると、皆もみくちゃになり、5分もしないうちにTシャツは汗でぐっしょり!「急に大雨降った?」ぐらいの感じだ。
THA BLUE HERBのLIVEを活字で表現するのは不可能だが、「ヤヴァい・・・」としか言いようがない。
「ヤヴァい!」ではなく「ヤベェよ・・・」の方だぞ。
どっぷりと深い深い所まで行く。帰って来れなくなってもいい!と思ってしまうほどの深さだ。
昨年のZETTAI-MUでは『証言』のトラックを使ったDJ DYEにも期待した。
今年はなんと、HIP HOP classicの『Souls of Mischief/'93Till Infinity』のトラックを使う。
面白い!
序盤、踊り狂っていたオーディエンス達は、後半全く動かない。ただただ呆然と音と言葉を受け入れる。
皆、いつの間にかステップを止め、いつの間にか脳に直接語りかけられる。これがTHA BLUE HERBのLIVEの基本形だ。
俺が抱いていたモヤモヤなんて、バカみたいに一瞬でぶっ飛んだ。
と言うよりも、そこに居た皆が、体や脳や心から全ての【毒】を出したようだった。
その後、俺達を深海から海面へ引き上げたのはDJ KRUSH。
全員が立ち尽くしたフロアから一転、全員が踊り狂うフロアへと空気を変える。
ついさっき毒を出し切った心や体の空いたスペースに、新しいミネラルを注入するかのように。
俺達は生まれ変わったような気持ちになり、うまい酒を呑みにお酒売り場(出店風)に行き、のどを潤す。
すると目の前を、貫禄バリバリ日本最強のILL-BOSSTINO(THA BLUE HERBのMC)が通った。
俺は小走りで近寄り「HEY!BOSS!!」と声をかける。
『隙あらば少しばかりトークしたい!』という気持ちでいっぱいだった。
振り返ったBOSSに右手を差し出すと、差し出した手を強く握り、BOSSは俺の目を見据えたまんまゆっくりとうなずいた。
そのうなずきで全て【無】となった。それだけで十分だった。
言葉以上のものを交わせたような気分だった。
未だに残るBOSSの力強い握手の感覚。もう昼なのに興奮が収まらず一睡もできねー!
え? グレーのモヤモヤ? 何それ??
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
ワンゲームでも外したら真逆さまの 結局 ただの無謀な大馬鹿野郎
そうだと知ってて言ってるんだろ? そうだと知ってて始めるんだろ?
ワンゲームでも外したら真逆さまの 結局 ただの無謀な大馬鹿野郎
そうだと知ってて言ってるんだろ? そうだと知ってて始めたんだろ?