2009年7月29日
『イカスミDAY1/2(ハーフ)』レポニー
その日のCafe47は通常の店内とはガラリと変化し、ソファーで囲まれたフロアが作られていた。エントランスからフロアまでのラウンジエリアでも両サイドにソファーが並べられ、chill outするための最高のリラクゼーションスペースになっていた。
『なっていた』?え?Art Direct KASS1はその空間作りはやってないのかって?
オレはこの日、実は寝坊で2時間遅刻したのだ!ズドーーーン!!
でもって、到着したころには既に、『わおぉ!気持ちえぇやん♪』っていう空間が出来上がってしまっていた・・・スバラシイ。
深々とソファーに沈み、もう酔っぱらっちゃってる人もいるし、膝の上の子供と遊んでるママさんもいる。「たまたま来たらイベントやってた」的な常連のおっちゃんの横では、DJ RyutaLowが赤い目でこっちを見つめてる。
オレは彼らの間を通り抜けてフロアの方へ移動すると、ピカチュウのお面を頭に付けた彼が飛び跳ねながら機材を扱っている。
2HEI bit BROSが2年前と変わらずピコピコ音を鳴らしていた。オレ達ファミコン世代(特に男子)は、彼らの出す音が非常に気持ちよく、懐かしく感じるのだ。
彼らの横には、オレがうどん君と一緒に作った【落語家の横にある名前を書いた垂れ幕みたいなやつ】がある。DJ全員分があり、【読みがな】と【書き方】がわかるすぐれもの。カッコイイじゃない!その場所に充分ハマってた。
ブースの背面には、【イカスミDAY1/2】のポスターと、白黒を反転させたB面ポスターが貼られている。
そしてブース両サイドの白い壁一面がVJ atoのディスプレイになっていた。そこにはオレが作った【イカスミDAY1/2】のグラフィックを素材に使ったVが流れてて、色んな加工や動きをしているのが面白くて仕方なかった。
オレはCafe47が全部見渡せるごついソファーに座り、オーガナイザーを勤めるうどん君と乾杯し、和みを感じてニンマリとした(ほぼ寝起きだが)。第一回目のイカスミDAYと同じころ、camouflageで作られたコトニー【CHARM】Tシャツを着ているうどん君の腕に、「イカスミDAY1/2」と書いた。
次にブースに現れたのは前回男惚れしたMIAMIさんだった。
相変わらず人間臭さとやさしさとを兼ね揃えるDopeなセレクトで一気に気分は高みへ向かった。それと反比例してソファーは沈み込んでいく。
オレは「グッ!!」と親指を突き立て腕をピンと伸ばすと、その日まだ挨拶もしていないMIAMIさんは笑顔で返してくれた。
この日、オーガナイザーのうどん君も出番がある。
彼はgyii(ギィ)という名で先ほど紹介したVJ atoと活動を共にするトラックメーカーなのだ。それでいてDJで、それでいてMC!! 驚きの3連コンボをなし得るのだ。余談だが彼はほとんどの楽器もひける。本業の内装業も絶好調だ!超希少で起用な男。
彼がどんなパフォーマンスを見せてくれるのか、これが本日の一番の楽しみだった。
そして彼の出番が始まった。
彼はブースに立ち、自らが作ったトラックをかけミキサーを操作し、そしてマイクを掴んだり放したり、RAPしたりトラックをMIXしたり。。。
パフォーマンス度数も勿論だけど、トータルしてクオリティーがめちゃめちゃ高い!
普段はおとなしく地味な彼が、情熱的な表情を見せる。
声の通るRAPに乗せるメッセージ、めちゃめちゃ響いた。
気づけば、たくさんの人がフロアに立ち尽くし、ソファー組も目を丸くして息をのんで見ている。
『こいつ天才かも・・・』そう思ったのはオレだけじゃなく、見ていたみんなが「めちゃヤヴァい!」と口々に言った。
オレは居ても立ってもいられなくなり、衝動的にブースの方へ向かい、ブースの中に入り、ポスターB面の白い部分にマーカーを押し付けた。
彼のRAPから受けたメッセージ、それを消化し吐き出すために、夢中で乱雑に言葉を書き出す。
それが初めての【コトニーライヴ】になった。
お互いの温度とヴァイブスが背中越しに伝わる距離でのセッションは、わずか5分やそこらだったろう。
そのタイミングでうどん君がRAPするリリックにあった、『神が』というフレーズにオレはゾクゾクッと鳥肌がたった。オレは思わずそのまま『神が』と書いていた。
余白がなくなるまで書いたオレは満足し、ブースから出ようと振り返る。するとブースの真ん前で、まだしゃべることも出来ないうどん君の息子が、風船を持って父親をジッと見ていた。
今後体験することはないであろう不思議な情景だった。
うどん君のライヴが終わると、皆がうどん君に駆け寄り賞賛を浴びせる。
それと同じように、色んな人がオレにも声をかけてくれる。
「ここに書いて欲しい!」
フライヤー、体、帽子、スニーカー etc...
オレは色んなものに言葉を書かせてもらった。
オレの言葉をたくさんの人に求められること。そして喜んでもらえることが、ただただ純粋に気持ちよかった。
パーティーは続き、うどん君の地元香川から遊びに来てる子達と、オレ達のHOMIEZが絡み合い笑い合う。
そしてうどん君のアンコールライヴ!
彼は1回目のライヴよりさらに進化していた。
イカスミDAY1/2はオレにとって非常に重要で、Deepで、Specialな経験をした濃厚なパーティーだった。
この日関わったみんなへ感謝♪
進化させてくれたうどん君にでかい感謝を!
また一歩、お前らに近づいたぞ。
P.S.
うどん君とセッション後に話をすると、彼もリリックにあった『神が』のところがピークにヤヴァかったと言う。
正確には
「神が、我々人類をボタンひとつで葬り去るのなら
その瞬間と同時に俺も押す。この再生ボタンを俺は押す。」
というリリック。( DJ RyutaLow Remix)
彼が新たに再生される瞬間はデジカメにも写され、透けた体の向こう側にはオレが書いた『神が』が見える。
神がかりな高揚感がしばらく冷めなかった【イカスミDAY1/2(ハーフ)】にビンビンでダブルピース!!








うどん君 a.k.a Mr.office @gyii http://www.myspace.com/mroffice



